Electronが1.7.11と1.8.2-beta.4を公開!バグ修正が主だがベータ版では制御フローガードが有効に!

 HTML・CSS・JavaScriptを使用してWindows、Mac、Linuxのアプリケーションを作成することが出来る人気の高いフレームワークです。
ハイブリッドでアプリケーションを作ることができ、iPhone・Androidでハイブリッドアプリを作ることの出来るPhoneGapやCordovaと方向性が似ております。

安定版1.7.11のアップデート内容

 安定版の1.7.11が2018年1月23日に公開されました。
アップデート内容はそこまで多くありませんが着々とアップデートしています。
以下の通りとなっています。

【Windows】
[セキュリティ]プロトコルハンドラのバグを修正しました。CVE-2018-1000006
【MACOS】
MacのIMEクラックが修正されました。#11576

ベータ版1.8.2-beta.4のアップデート内容

 ベータ版も新たなバージョンが公開されました!
バージョンは、1.8.2-beta.4となっております。前回の1.8.2-beta.3では新たなAPIの追加やAPIの変更がありましたが、今回は主にバグ修正となっております。
また、前回はMacOS関係のバグ修正も多かったのですが、今回の1.8.2-beta.4では、Electron全体のバグとWindowsでのバグの修正となっております。
 ですが、バグ修正のみではなくWindowsでより安心してアプリケーションを使えるために、Windowsをビルドする際に制御フローガードを有効にしています。

以下が、今回のアップデートでのバグ修正や変更点です。(Google翻訳)

【バグの修正】
さまざまな上流のlibccのバグ修正をバックポートします。#11574
暗号モジュールを使用するときにクラッシュを修正しました。#11457
デバッガブレークポイントの回帰を修正しました。#11430
サブフレームのスペルチェックを修正しました。#11489
menu.popupのバグを修正しました。
特定のアクセラレータのシフトをメニューに表示しないように修正しました。#11597
明示的にウィンドウの非アクティブ化に関するヒントを非表示にする。#11629

【Windows】
[セキュリティ]プロトコルハンドラのバグを修正しました。CVE-2018-1000006

【その他の変更点】
デスクトップキャプチャスロットルを無効にすることを許可します。#11692

【Windows】
Windowsビルドでコントロールフローガードを有効にする

 Electronは、約2ヶ月ぶりのアップデートとなり以前は月1のペースでアップデートを行っていましたが今回は思ったより間が空きました。